ここのところ朝晩が少しずつ涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。
季節が秋・冬に向かい始めると、「朝起きると喉が痛い」「肌がカサカサする」といった乾燥の悩みを感じる方が多いのではないでしょうか。加湿器を置いてもなかなか改善されない…そんな経験もあるかもしれません。
実は、冬に部屋が乾燥するのには「理由」があり、解決するためには加湿だけに頼らない工夫が必要です。今回は、秋冬に部屋が乾燥する理由とその解決方法をご紹介します👆
なぜ秋冬は部屋が乾燥する?
涼しくなるにつれて部屋が乾燥するその大きな原因は、外気温とエアコンの使用による温度低下です。
冷たい空気は水分を含む力が小さいため、外気は冬になると乾燥します。その空気を室内に取り込み、さらに暖房で温めると湿度が一気に下がり、乾燥しやすい環境になるのです。
乾燥の原因となる具体例
エアコン(暖房)での空気の乾燥
エアコンは空気を直接温める仕組みのため、室内の温度を奪いやすいという特徴があります。暖房がきいていても「のどや肌がつらい」と感じるのはそのためです👆
断熱性能が低い家は外気の影響を受けやすい
断熱性能が低いと外気の乾燥がそのまま室内に入り込み、湿度をコントロールしにくくなります。窓や壁からの冷気で結露が発生し、乾燥と湿気のアンバランスが起こることもあります。
秋冬の乾燥を防ぐための工夫
乾燥対策は加湿器だけに頼らず、暮らし方や住まいの性能を見直すことでも効果が高まります◎
加湿器+洗濯物の室内干しで工夫する
加湿器はもちろん効果的ですが、洗濯物を部屋干しする、濡れタオルをかけるなどの工夫も手軽にできます。自然な方法で加湿することで光熱費の節約にもつながります。
高気密高断熱住宅で湿度も保ちやすく
断熱性・気密性の高い住宅は外気の影響を受けにくいため、室内の温度と湿度を一定に保ちやすくなります。冬でも加湿効果が持続しやすく、快適な空気環境を維持できます。
調湿建材や換気システムを組み合わせる
漆喰や珪藻土といった自然素材の建材は、空気中の湿気を吸収・放出する調湿作用があります。また、熱交換型の換気システムを採用すれば、乾燥した外気をそのまま取り込むことなく、新鮮な空気を快適な湿度で循環させられます。
冬に部屋が乾燥するのは「外気と暖房による湿度低下」という自然な現象です。ですが、工夫次第でその影響を大きく減らすことができます!
加湿器や室内干しの工夫に加え、家そのものの性能や建材の選び方を見直すことで、乾燥知らずの快適な冬を過ごすことができます。
「乾燥がつらいな…」と感じたら、まずは暮らしの工夫から。そして家づくりを考える際は、高気密高断熱や調湿建材を取り入れて、健康で心地よい住まいを叶えてみてはいかがでしょうか。
田ノ上工務店は、住む人の健康にやさしく心地いい家づくりを目指しています。高気密・高断熱の家は、冬は暖かく夏は涼しく、ずっといたくなる…そんな家です。
奈良県でこれから家を建てようとお考えの方はぜひ、田ノ上工務店の家の性能をご覧ください!家づくり相談会も行っています♪