こんにちは、田ノ上工務店です🏠
「暖房をつけているのに、足元だけが冷たい…」
そんな経験はありませんか?
冬の住まいで多いこの悩み。実は、空気の流れや家の断熱性能が大きく関係しています。
エアコンの設定温度を上げてもなかなか暖まらない、床が冷たくて朝がつらい…。
それは、住まいの熱の逃げ道や空気の動きが原因かもしれません。
奈良県もこれから徐々に朝晩の冷えがつらい季節がやってきます。今回は、冬の冷えに対してできる、断熱と暖房の工夫についてご紹介します!
足元が冷えるのはなぜ?
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に
空気には「暖かいものは上に、冷たいものは下にたまる」という性質があります。
エアコンで部屋を暖めても、暖気は天井付近に集まり、床まわりには冷気が残りやすいのです。
床や窓から熱が逃げている
床下や窓の断熱性能が低いと、せっかくの暖房の熱がどんどん外に逃げてしまいます💦
特に古い住宅やアルミサッシの場合、窓まわりから冷気が流れ込むことで、足元の冷えを強く感じます。
換気やスキマ風の影響
換気や建物のわずかなスキマから冷たい空気が入ることもあります。
「家全体を暖めているつもりなのに足元だけ冷たい」という現象は、この気流の影響を受けていることも多いのです。
次からは、現在の暮らしでできる工夫を見ていきましょう。
暮らしの中でできる工夫
ラグやマットを敷く
床からの冷気を遮る手軽な方法です。厚手のラグやカーペットを敷くだけでも、体感温度が大きく変わります。
加湿器で湿度を適度に保つ
湿度が40〜60%に保たれると、体感温度が上がるといわれています。
乾燥を防ぐことで、冷えだけでなく喉の不快感も軽減できます。
エアコンの風向きを調整
風を下向きに設定することで、天井付近の暖かい空気を循環させ、足元まで届きやすくなります。サーキュレーターを併用するのも効果的です。
家づくりでできる断熱・暖房の工夫
これからマイホームづくりをお考えの方は、家づくりの段階で断熱や暖房の工夫をすることがポイントです💡
床下断熱をしっかりと
床下からの冷気を遮るためには、床断熱材の厚みや施工精度が大切です。
田ノ上工務店では、足元だけではなく住まいの快適さを保つために、断熱材の選定にもこだわっています。
窓の断熱性を高める
外気の影響を受けやすい窓は、複層ガラスや樹脂サッシにすることで、冷気の侵入を大きく減らせます。
窓まわりの結露防止にもつながり、冬の不快感を軽減できます。
高気密高断熱の住まい
家全体の気密性と断熱性を高めることで、室内の温度差を少なくできます。
リビングから寝室、脱衣室までどこにいても温度が安定し、ヒートショックのリスクも減らせます。
床暖房を取り入れる
足元からじんわり暖まる床暖房は、冷えを感じやすい冬にぴったり!
輻射熱で部屋全体を均一に暖めるため、エアコンに頼りすぎず快適に過ごせます。床下エアコンも冷えた足元をじんわり温めるのに効果的です♪
足元の冷えは、体の冷えや肩こり、睡眠の質にも影響するもの。
暮らしの中の小さな工夫に加えて、家の性能そのものを整えることで、冬でも快適な住まいが叶います。
断熱や窓、床暖房といった“見えない部分”こそが、毎日の暮らしを心地よく支えてくれるポイントです。
「冬でも靴下いらずで過ごせる家」。そんなぬくもりのある住まいを、田ノ上工務店と一緒に考えてみませんか?