家づくりを考え始めたとき、まず最初に悩むのが「お金のこと」。どのくらいの予算で建てられるのか、ローンはいくら借りられるのか…不安や疑問がたくさんありますよね。
資金計画をしっかり立てないまま進めてしまうと、
・月々の返済が思ったより多くて、生活がきつくなってしまった
・教育費や老後資金が足りなくなりそうで不安
・節約しすぎて、理想の家をあきらめることに…
なんてことにもなりかねません。
そこで今回は、注文住宅の予算を決めるときに大切な3つのステップをご紹介します。
ステップ1|「今あるお金」を整理しよう(=自己資金)
まず考えたいのは「自己資金」、つまり今ある貯金の中から家づくりに使える金額です。
全部を家に使ってしまうと、急な出費や将来のための貯金が残らなくなってしまいます。
だからこそ、「いくらは手元に残しておきたいか」→「家に使えるのはいくらか」をしっかり分けて考えることが大切です。
たとえば…
貯金500万円 → 200万円は生活予備費に → 自己資金は300万円
というイメージです。
また、ご両親や祖父母からの援助がある場合は、その分を含めて考えることもできます。
住宅資金の贈与には「非課税枠」という優遇制度もあるので、早めに確認しておくと安心ですよ💡
ステップ2|無理のないローン計画を立てよう
次に考えるのは「住宅ローンでいくら借りられるか?」と「月々どのくらいなら返していけるか?」の2つ。
▶︎ 借りられる額(借入可能額)
金融機関は、年収や勤続年数などをもとに「この人にはこれくらい貸しても大丈夫」と判断します。
たとえばフラット35では…
年収400万円未満:返済負担率30%以下
年収400万円以上:返済負担率35%以下
という基準があります。
年収500万円の方であれば、年間返済額は175万円(月々約14.6万円)までが目安になります。
▶︎ 返していける額(返済可能額)
でも大事なのは、「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら返していけるか」。
たとえば…
今の家賃が9万円 → 同じくらいなら無理なく返せそう
教育費が増える予定 → 月々は8万円までに抑えたい など
家庭ごとに事情は違うので、「うちの場合は?」を丁寧に考えてみましょう。
こちらの表は、月々の返済額ごとの借入目安です(※金利1%・返済期間35年で計算)。
毎月の返済額 | 借入額 |
8万円 | 2,834万円 |
10万円 | 3,542万円 |
12万円 | 4,251万円 |
15万円 | 5,313万円 |
20万円 | 7,085万円 |
※融資金利1%、返済期間35年、元利均等返済で算出
このように、「ステップ1(自己資金)」+「ステップ2(借入額)」=家づくりの総予算になります。
ステップ3|土地と建物のバランスを考えよう
注文住宅では「土地を買う費用」と「家を建てる費用」の両方が必要です。どちらかに偏りすぎてしまうと、満足のいく住まいがつくれなくなることも。
たとえば…
・駅近で人気の土地を選んだ → 建物に予算があまり残らなかった
・家の広さや性能にこだわった → 土地の場所を少し妥協した
など、ご家族の優先順位によってバランスは変わってきます。
理想の暮らしに合った土地と建物の予算配分は、ぜひ専門家に相談しながら考えていくのがおすすめです。
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