「テレビの音が響いてしまい落ち着かない」
「子どもの声が家中に広がってしまう」
そのような音の悩みを抱えているご家庭もあるかもしれません。
音は目に見えないため原因がわかりにくく、「仕方ないもの」とあきらめてしまう場合もあると思いますが、実は住まいのつくりや素材によっても変わります💡今回は、家の中で音が響きやすい理由と、対策について考えていきましょう。
音が響きやすい原因とは?
まず、家の中で音が響きやすい原因についてみていきましょう。
壁や床の材質
コンクリートや石材、フローリングなどの硬い素材は音を反射しやすく、テレビや話し声が反響して大きく聞こえてしまうことがあります。
吸音材の不足
音を吸収する素材(吸音材)が少ないと、音が部屋中を跳ね返ってしまいこもったように聞こえる場合があります。家具やカーテンが少ない部屋で声が響くと感じるのはそのためです。
吹き抜けや大空間
開放感のある吹き抜けや大空間は、音が上下に広がりやすくリビングの声が2階によく聞こえることもあります。
音をやわらげる工夫
部屋の中に響く音をやわらげる工夫をご紹介します。
カーテンやラグで吸音
すぐにできる工夫としては、カーテンやラグをつけることです。布製品は音を吸収してくれるため、厚手のカーテンや大き目のラグを敷くと響きを軽減できます。
吸音性のある建材を採用する
壁材や天井材に、吸音効果のある素材を使用すれば、音が跳ね返りにくくなり快適に過ごせます。たとえば、クロスの下地や天井材に工夫を加えることで、リビングや寝室などの音環境が大きく変わります🌟
間取りを工夫する
吹き抜けや大空間を取り入れる場合は、音が伝わりにくいように壁や床に吸音材を加えたり、家族の生活スタイルを考えた配置にすることが大切です。家づくりの設計段階で意識することで、開放感を静けさを両立できます。
スーパーウォール工法を取り入れる
スーパーウォール工法の住宅は、高性能パネルと気密性の高い施工によって、優れた遮音性能を実現します。この工法なら室内の音をしっかり閉じ込め、外部への音漏れを抑えられます。小さなお子さんやペットがいるご家庭は、家づくりの段階でスーパーウォール工法を検討するのもひとつです。
音は目に見えない存在ですが、暮らしの快適性を大きく左右します。硬い素材や吹き抜けのある空間はおしゃれで開放的ですが、同時に音の響きを強めることもあります。
ちょっとしたインテリアの工夫から、建材や間取りの選び方まで、防音・吸音を意識することで落ち着いた住まいが実現できます。
「これから家づくりを考える」という方は、デザインや間取りだけでなく、音の環境にも注目してみてはいかがでしょうか。心地よい静けさがある住まいは、家族の暮らしをより快適にしてくれます。
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