こんにちは、田ノ上工務店です🏠
「道路の車の音で眠れない」「近所の生活音が気になる」──そんな外からの騒音に悩む声をよく聞きます。
音は目に見えないストレスのひとつ。気になり始めると集中できなかったり、睡眠の質が下がったりと、日常の快適さに大きく影響しますよね💦
実は、外の音が気になる原因は立地だけではありません。家の構造や素材の選び方によっても、音の伝わり方は大きく変わるのです。今回は、騒音が入ってくる原因と、家づくりでできる対策についてご紹介します。
外から騒音が侵入する原因とは?
外の騒音が家の中に入ってくる原因を探ってみましょう💡
窓からの音
実は、外の音の多くは壁ではなく窓から入ってきています。
ガラス1枚の単板サッシの場合、防音性能が低く、車が走る音や人の話し声などが通り抜けやすい構造です。特に道路沿いや線路の近くに家がある場合、窓の性能が暮らしの快適性を左右します。
防音性の低い壁
断熱材が少ない家の場合、音をさえぎる力が弱く、外からの音を通しやすくなる場合があります。また、家の構造によっては木造よりもさらに音が伝わりやすいことも。壁の厚みや素材は、静けさを保つうえで重要なポイントです。
立地条件
道路や線路の近く、または隣の家との距離が近い住宅ではどうしても音の影響を受けやすくなります。しかし、立地条件に制限があっても、家づくりの工夫によって騒音を軽減させることが可能です。
騒音対策の工夫
次に、外からの騒音対策の工夫についてご紹介します🌟
複層ガラス・防音サッシを取り入れる
効果的な騒音対策のひとつとしてあるのが、窓の防音性能を高めることです。
たとえば複層ガラス(二重ガラス)や、防音サッシを取り入れることで、音の侵入をカットできます。外の騒音が静かになるだけではなく、室内から外への音漏れ防止にも役立ちます👍
高気密高断熱住宅にする
気密性の高い住宅は、外気の出入りが少ないため音の侵入も抑えられます。壁や天井にすき間が少ないことで、外の音だけではなく室内の音も響きにくくのがメリットです。また、快適な温度と静けさを同時に保てるのも魅力です。
敷地も工夫する
建物だけでなく、外構でも音をやわらげる工夫ができます。
たとえば、道路と建物の間に塀や植栽を設けると、音の反射をやわらげる効果があります。木々の葉が音を拡散してくれることで、心理的にも落ち着きを感じやすくなります。
騒音は、知らず知らずのうちに心身にストレスを与える要素です。
「眠れない」「集中できない」といった不調の裏に、実は音の問題が隠れていることも少なくありません。
家づくりの段階で防音や吸音を意識しておけば、立地条件に左右されず、穏やかで快適な暮らしを実現できます。
家族が安心して過ごせる静かな住まいをつくるために、「音の設計」も家づくりの大切なテーマとして考えてみてください。
田ノ上工務店では、フルオーダー住宅(注文住宅)のほか断熱リフォームも行っています。窓だけの部分リフォームについても相談をお受けします。奈良県で新築、またはリフォームをお考えの方はぜひ、当店の家づくり相談会にご来店ください!