今年の冬は寒いですね。電気料金の高騰もあって「今年は光熱費が高い!」とお困りのご家庭も多いのではいないでしょうか。
奈良の冬は日照時間が短く、盆地ならではの底冷え感もあります。冬を快適にすごすためにも、そして光熱費を抑えるためにも、マイホームの「断熱性能」がとても重要です。
では、なにをもって「断熱性能が高い」といえるのでしょうか?その答えが「UA値」です。
これからマイホームを建てるなら、UA値とはどんな数字なのか知っておいて損はないですよ。
UA値とは?
UA値とは、外皮平均熱貫流率のことです。……といっても聞き慣れない言葉なので、これだけではよくわかりませんよね。
外皮=家の屋根・天井・壁・窓・玄関ドアなど、屋外の空気と接する部分のこと。その外皮から「室内の熱がどのくらい外に逃げるのか?」を数値で示したのが、外皮平均熱貫流率です。
UA値が小さい=断熱性能が高い
UA値が小さければ小さいほど、断熱性能は高いということになります。
■UA値が小さい→熱が逃げにくく、快適にすごしやすい
■UA値が大きい→熱が逃げやすく、寒かったり暑かったりしやすい
UA値が小さければ、夏は涼しさを、冬は暖かさを保ちやすくなります。エアコンの効きもよくなるので、光熱費の節約にもつながるでしょう。
どのくらいのUA値を目指すべきか?
では具体的にどのくらいのUA値を目指せばよいのでしょうか?
UA値の基準は、地域によって変わります。たしかに暖かい沖縄ではそこそこのUA値でも快適にすごせますが、同じ家を北海道や東北に建てると寒くて仕方ない……というのは、なんとなくイメージできますよね。
国の基準として、日本全体を1〜8の地域に分けてあります。同じ県内でも、山の近くなのか海の近くなのか、エリアによって気候は違ってくることがあるので、まずは家を建てる場所の地域区分を確認しなければなりません。
ちなみに田ノ上工務店がある奈良県橿原市は「6地域」。ここでZEH仕様の家を建てるなら、「UA値0.6以下」を目指す必要があります。
そして田ノ上工務店ではZEHよりさらに断熱性能の高い「HEAT20 G2」が標準仕様。「UA値0.46以下」を基準にしています。
UA値を下げるにはどうしたらいいの?
UA値が小さい=断熱性能の高い家を建てるには、どうしたらいいのでしょうか?
ポイント1:断熱材
まずは壁や天井などを、断熱材で包み込むこと。魔法瓶のように熱を保ちやすい空間が生まれます。
ポイント2:窓
そして断熱の弱点になりやすいのは、なんといっても窓です。高性能の窓サッシとガラスを採用することで、窓に近づいたときに冷やっとしにくくなります。
寒い季節こそモデルハウスに遊びにきてください!
今回は「UA値」をテーマに断熱性能についてご説明しましたが、暖かい家を建てるためにはそれだけではありません!
「気密性を高めて、隙間風が入らないようにする」「熱交換型24時間換気システムを使って、換気のときに室温になるべく近い温度にした外気を取り入れる」などさまざまな工夫で、一般的な住宅とはまったく暖かさや涼しさが変わってきますよ。
今の寒い季節こそ、高気密高断熱住宅の心地よさを体感するチャンス!ぜひ奈良県橿原市にある田ノ上工務店のモデルハウスに遊びにきてくださいね。