マイホームを建てるとき、みなさん一度は「地震に強い家にするにはどうしたらいいんだろう?」と考えるのではないでしょうか。
地震のとても多い日本ですが、地震の起きやすさにも地域差があります。
そこで今回は奈良での地震の傾向について、お話ししていきたいと思います。
奈良県で過去に起きた地震
奈良での地震の傾向を知るために、まずは過去に起きた地震を見ていきましょう。
他県に比べると、実は奈良はそこまで地震が多いエリアではありません。
かつて奈良に都がつくられたのも、地震が少ないからでは…?なんて話も聞きますよね。
しかし一つ気になることがあります。
それは過去に奈良で起きた巨大地震は、「南海トラフ」に関係しているものが非常に多いという点です。
南海トラフに関係している
南海トラフとは、駿河湾~日向灘沖の海底にある溝状の地形のこと。
海側のプレートが陸側のプレートの下に沈み込んでいて、このひずみが限界までいくとプレートが跳ね上がって地震が発生します。
このひずみによって定期的に地震が起きるのが、南海トラフ沿いの特徴。
過去には「100~150年間隔」で大きな地震が起きているそうです。
最後に南海トラフで大きな地震が起きたのは1946年!
このことから「南海トラフ地震は、今後30年以内に70~80%の確率で起きるのでは?」と予想されています。
だから最近よく「南海トラフ地震が起きるかも」「こわいから、ちゃんと対策しなきゃ!」といった話をよく耳にするんですね。
海なしの奈良で津波の心配はないとしても、やはり油断は禁物です。
今後起きるであろう南海トラフ地震に備えるためにも、マイホームを建てるならきちんと耐震について学ぶ必要があります。
耐震性も考えた家づくりを
建物の地震への強さというのは、なかなか一般の方が見ただけではわかりません。
そこで分かりやすく「どのくらいの地震に耐えられる建物か?」の目安になるのが「耐震等級」という指標です。
耐震等級1~3の数字で表示され、それぞれ次のような耐震性能をもっています。
建築基準法レベルを満たしているなら、耐震等級1でも大丈夫なんじゃない?
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ耐震等級3をめざされることをおすすめします。
その理由としては、2016年の熊本地震での被害。みなさんも記憶に新しいかと思います。
熊本地震では耐震等級1や2の建物も大きな被害を受け、なかには倒壊したものもありました。
いっぽう耐震等級3の家は、熊本地震でも1軒も倒壊せず、9割以上が無被害だったそうです。
これからは耐震等級3+αという考え方に!
なぜ建築基準法の耐震基準をクリアしている等級1や2の建物が被害を受けたか?
その理由としては、熊本地震では大きな揺れが何度も繰り返されたから。
人間が疲労をためていくように、建物も大きな揺れを何度も受けると耐震性能が低下していくんですね。
建築基準法では「大きな地震でも建物が崩壊・倒壊しない(=人命を守る)」ように設計されています。
残念ながら、2度3度と大きな揺れを繰り返すことは想定されていませんでした。
これからは耐震等級3のレベルはむしろ絶対条件。
それプラスアルファでどれだけ安全な建物をつくれるかという考え方になってくるでしょう。
マイホームを建てるうえで、安全性というのは絶対にゆずれない条件です。
いくら心地よい間取りやお気に入りのインテリアが叶ったとしても、命を守れなければ意味がありません。
そういった意味でも、当社では耐震性能をとても大切に考えています。
suashi to ki の家づくりでは「耐震等級3+制振構造」が標準仕様。
建築基準法の1.5倍の強さで地震に耐える+地震エネルギーを吸収して衝撃をやわらげることで、大きな地震や繰り返す揺れからご家族の命や財産をしっかりと守ります。
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